当社で販売している教育用マイコンボードLFTK400シリーズって、普通のマイコンボードと何が違うのでしょうか?
普通のマイコンボードは、何かしら制御対象を接続する前提で作られているのに対し、教育用はスイッチやLCD(※1)などが実装されていて、単体で動作確認できるものが多いよ。
さらにLFTK400シリーズにはバッテリーも搭載しているから、外部電源も不要ですぐに使用できるね。
それじゃあ、普通のマイコンボードにスイッチやLCD、それとバッテリーをつなげれば、教育用としても使えるのでは。。。 arduinoとか安いですよね?
確かにハード的には教育用として使う事はできるかもしれないけど、それ以上にソフト面が重要なんだよ。
ソフト面って。。。プログラムも教育用は特別なんですか?
何を教えるのかにもよるんだけど、例えば最愛さんはメカトロって聞いたことあるかな?
知ってますよぉ~そのくらい! ロボットの事でしょ?
今「ロボマスターズ」(※2)って組込系ロボットのアニメやってて、とっても面白いんですよ!
。。。アニメの話はまた今度ね。
簡単に言うと機械を電子制御して、機械だけでは実現できない、より複雑な動きをさせる技術の事だね。(まぁ確かに、メカトロ=ロボットでも間違いじゃないかな?)
では倒立ロボットって知ってる?
それ、先週の「ロボマスターズ」に出てきましたよ!
二輪でバランスを取って、突かれても倒れないロボットですよね。
その通り(一体どんなアニメなんだ?)
でも二輪で安定したバランスを取るだけでも、制御ってなかなか奥が深いんだよ。 いわゆるフィードバック制御で、駆動輪の速度制御や位置制御を、PIDで・・・
ストップ!文系の私には理解不能ですよ~
制御理論の説明はいいですから、教育用ボードの話でしょ?
そう、メカトロを学習しようとした時、重要なのはマイコンの使い方よりも制御理論だよね。だから学習ボードは、学習に適したボードサポートプログラムと分かりやすいテキスト、それに連動する専用ボードや開発環境がそろっている必要がある。それにせっかく良い教材でも、手ごろな価格で入手性も容易でないと使ってもらえない。
当社で販売しているLFTK400シリーズは、高田先生と川谷先生という教育のプロがメカトロ教育専用に企画されたもので、教育現場のノウハウが詰め込まれている。「実験で学ぶメカトロニクス」という書籍も出されていて、TK400ボードを使用したセンサやアクチュエータの使い方、ボートサポートライブラリや開発環境となるLFYIDEも紹介されているよ。
へぇ~
これを読めば、私も「カカッ、キャッチ・アンド・バック!」(※3)できるかなぁ?
何それ?
  • ※1 LCD:液晶ディスプレイ(表示器)の事
  • ※2 中国で実際に開催されているロボット競技会「ロボマスター」をテーマにした、
    日中共同製作のオリジナルアニメ
  • ※3 音声操縦のドローンKAKAは、この指令で画像認識した物を掴んで戻って来る

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