SH2A/7211 CPUボード
PC/104-16bit USB LAN

LF64 Renesas SH2A/7211 160MHz を搭載した、PC/104サイズのCPUボード(RoHS対応品)

Renesas SH2A/7211 160MHz を搭載した、PC/104サイズのCPUボード(RoHS対応品)

内蔵Flash 512KB、外部SDRAM 32MB、豊富な内蔵ペリフェラル
EthernetやUSB、μSDにも対応し、世界中のPC/104バス拡張ボードで拡張性は無限大

PC/104-16bitバスで各種拡張ボードを上下にスタッキング接続することにより、オリジナルシステムをすばやく安価にコンパクトに構築する事が可能です。

コネクタ配置は従来品LF54に近く、既存システムの置換えも容易です。SH2Aは従来のSH2をさらに高性能化したRISC方式周辺集積シングルチップマイコンで、レジスタバンクにより割り込み処理に伴うレジスタの退避/復帰を高速に行うことが可能となっております。

LF64ボード上には、7211CPUの豊富な内蔵デバイス(FLASH512KByte, RAM32KByte, TIMER5ch, I2C, SCIF4ch, ADC8ch, DAC 2ch, DIO, WDT, CPG, INTC, BSC, etc...)に加え、100Base-T LAN、USB2.0、高精度RTC、SDRAM、拡張バス等を実装しております。

開発環境はYIDE(イエローソフト)やHEW(日立)が使用でき、H-UDIポートを使用したデバッガに対応、試用版μTLIB(YIDE7用)、および、平組み用サンプルソフト(YIDE7用)もご用意しております。(ご使用いただくにはイエローソフト社YIDE7の開発環境が必要です)

特長

製品の特長

●LF64専用TCP/IPプロトコルスタックを、本体+\5,000(税別)でご提供しております。
(1ボードライセンスとなり、プロトコルスタック本体はLIBファイルでのご提供となります)

●「10/100M Fast Ethernet コントローラ」「USB 2.0フルスピードスレーブコントローラ」による、高速通信機能

●「32MByte(64MByte対応)SDRAM」「μSDカードスロット」による、大容量ストレージ機能(データロガー用途に最適)

●「FIFO内蔵シリアルコントローラ×4ch」による、RS232/RS485信号通信機能(最大460.8Kbps)

●「温度保証発信器内蔵、高精度RTC」による、正確な時間管理機能

●「A/Dコンバータ×8ch、D/Aコンバータ×2ch」による、アナログ信号入出力機能

●「拡張ローカルバスコネクタ」「PC/104-16bitバス」による、デバイス拡張機能

● 動作温度範囲が、-10~+50℃と広域

仕様

項目 デバイス 詳細
PC104拡張BUS

16/8bitスレーブへのI/O領域/メモリ領域制御、全てのIRQ信号入力可能、リトルエンディアンアクセス可能、アクセス速度可変

MCU R5F72115D160FPV

0512KBフラッシュROM・SCIF・ADC・DAC・I2C・カウンタ等内蔵、CPUクロック147.456MHz 、BUSクロック36.864MHz(設定により可変)

SDRAM MT48LC16M16A2Pー75

32MByte・16bit(64MByteに拡張可能)

メモリ

FLASH MEMORY/SRAM/FRAM(最大4MByte・16bit アクセス品)搭載可能(オプション)

シリアルポート MCU内蔵SCIF4CH

RS232C/RS485(ch3のみのオプション)インターフェースで外部接続、調歩同期/クロック同期モードでの通信が可能

ADC MCU内蔵ADC8CH

分解能=12bit、1chあたりの変換ステート=50ステート(1.356μs)、ch0,1,2は同時サンプリング可能

DAC MCU内蔵DAC2CH

分解能=8bit、最大変換時間=10μs

I2Cマスタポート MCU内蔵IIC31CH

転送レート=368.64Kbps(RTCへのアクセス速度上限による)、RTC、CN1に接続

USBスレーブポート FT245RQ USB<ー>FIFO

USB Full Speed互換、USBプロトコルエンジン内蔵、Window's仮想COMドライバによりPCとの簡易接続が可能

Ethemetポート AX88796BLF

10/100BASE-TX、オートネゴシエーション、LE2000レジスタ上位互換、Magic Packet/MS wakeup frame受信機能

RTC RXー8801 SA

曜、日、時、分アラーム・タイマ・時刻更新(秒・分)割込、自動うるう年補正機能、温度保証発振器源振内蔵により高精度

RTCバックアップ ML―621S

マンガンリチウム二次電池 5mAh

お知らせ


ダウンロード

Q&A

[LF64-FAQ1] PWM出力端子について

LF64でPWM出力として取り出せる信号は下記となります。

1.SCK2/TIOC4BS(CN1(18)):PWMモード1対応

  RTS2信号と兼用、RJ8を外しHJ20を短絡する必要あり。(RS232CのCH2が使用不能となります)

2.TIOC1B/DREQ0(CN1(22)):PWMモード1/2対応

  CTS2、または、RS485のレシーバイネーブル信号と兼用、RJ9を外しHJ21を短絡する必要あり。

  (RS232C/RS485のCH3が使用不能となります)

3.PB12/TIOC4AS/TXD2(CN1(23)):PWMモード1対応

  CTS2信号と兼用、RJ8を外しHJ20を短絡する必要あり。(RS232CのCH2が使用不能となります)

4.SCK3/TIOC2B/DREQ1(CN1(21)):PWMモード1/2対応

  RTS3信号と兼用、RJ9を外しHJ20を短絡、U13を外す必要あり。(RS232CのCH3が使用不能となります)

5.TXD3/TIO2A/TEND0(CN1(19)):PWMモード1/2対応

  SCI3のTXD信号と兼用、RJ9を外しHJ20を短絡、U13を外す必要があり、SCI3が使用不能となります。(RS232CのCH3が使用不能となります)

6.RXD3/TIOC1A/DACK0(CN1(20)):PWMモード1/2対応

  SCI3のRXD信号と兼用、RJ9を外しHJ20を短絡、U13を外す必要があり、SCI3が使用不能となります。(RS232CのCH3が使用不能となります)

[LF64-FAQ2] サンプルソフト部分とジャンパーの指示方法は?

U8,U13,U16,U12を外しLF64.Hの設定値を
以下のようにご変更いただく必要がございます。

// ポートB・IOレジスタH(PFC.PBIORH)

// ポートB30~16入出力方向設定

#define VAL_PFCPBIORH 0x0C9F→0x009F

// ポートB・IOレジスタL(PFC.PBIORL)

// ポートB15~B0入出力方向設定

#define VAL_PFCPBIORL 0xAB7F→0x8B7F

// ポートBコントロールレジスタH3(PFC.PBCRH3)

// ポートB27~B24機能設定

#define VAL_PFCPBCRH3 0x5033→0x0033

// ポートBコントロールレジスタH4(PFC.PBCRH4)

// ポートB30~B28機能設定

#define VAL_PFCPBCRH4 0x0005→0x0000

// ポートFコントロールレジスタL1(PFC.PFCRL1)

// ポートF3~F0機能設定

#define VAL_PFCPFCRL1 0x0055→0x0033(I2C端子から割込み端子設定に変更)

(上記以外にも割込み関連レジスタを設定する必要がございます)

尚 上記により

1.CN4のRS232C/RS485インターフェースは使用不可能となります。
2.RTCは使用不可能となります。
また、CPUのI/O端子は3.3Vレベルの入力ですので、それ以上の電圧を印加されますと、CPUが破損する可能性がございます。

[LF64-FAQ3] 出力を0で起動するは?

CPLDレジスタの操作の仕方ですが、

1.CPLDIODIRレジスタ(H'18010018)を出力に設定します

2.CPLDIOレジスタ(H'18010019)にご所望の値を設定します。

3.P104_LEDレジスタ(H'18010000)のbit4を1に設定します。

上記の手順で行って下さい。(電源投入時の状態は0ですが、上記3.を始めに行ってしまいますと、I/O端子がデフォルトの入力状態「Hiz状態」となります)

[LF64-FAQ4] イエロースコープご使用時の注意事項

1.USB-RS232C 変換器をご使用いただく場合

USB-RS232C 変換器をPCに接続して使用されます場合、USB-RS232C 変換機には相性問題がございますのでご注意ください。
推奨品:ラトックシステム REX-USB60F
※1製品1環境の評価であり、全ての環境で正常動作を保証するものではありません。


2.LF64でμTLIBをご使用いただく場合の注意点

LF64用μTLIBでは割込み処理を高速に動作させるため、LF64のMCUの内蔵機能「レジスタバンク」を有効にしております。このことにより以下の不具合が発生致します。

※現象
YellowScope でプログラムの実行を停止しプログラムの再送と実行をすると、「未定義の内部割り込みを検出しました。」と出て実行できない。

※対処方法
下記手順により、YIDE に差分を適用します。

1)まずYellowIDE が 7.09 より過去のバージョンの方は、弊社のホームページより、バージョンアップを実施して、最新バージョンにして下さい。7.09 より新しいバージョンでは、この差分はすでに適用されておりますが、改善しない場合は弊社までお問い合わせ下さい。必ず7.09 に対して適用して下さい。

2)YIDE709uTLIB.zip を解凍し、以下各ファイルを所定の位置へ上書きコピーします。

monsh.c YellowIDE7¥LIB¥REM-MONREMSH2A.LIB YellowIDE7¥LIB¥REM-MON¥SH2A_00YScope.exe YellowIDE7¥BIN

3)モニターソフト(LF64StartUp¥REM_MON 以下)を生成し直します。

ページのトップへ