SH2/7206 CPUボード
USB (YS7206UL-1)

LFYBSH7206U SH2/7206 200MHz USB搭載 CPU ボード

SH7206 グループはSH-2Aを搭載し200MHzで動作可能です。
また1サイクルでリード/ライト可能な128Kバイトの大容量RAMを搭載しているのでプログラムをこのRAM上に配置することで200MHzのピーク性能を引き出すことができます。
さらにレジスタバンクを新規搭載し割り込み発生時のレジスタ退避を高速に行いますので、リアルタイム性能を大幅に向上させることができます。 周辺機能はSDRAMコントローラ、16ビットタイマ、A/D変換器、D/A変換器、I 2Cバスインタフェースなどを搭載しているので民生・産業など様々な場面でその威力を発揮します。

※旧イエローソフト社のUSB対応基板につきましては、最新OSでの動作確認が完全には取れておりません為、USB部の動作保障・サポート無しの条件をご了承いただけるお客様に限り販売させていただいております。ちなみにWindows10では全く使用できないと言う意味では無く、動作保障ができかねるという意味でございますので、何卒ご理解頂ければ幸いに存じます。


【ご注意】
 本基板は、廃業した旧イエローソフト社が試作・学習用途として開発・販売していた製品を、弊社がそのまま引き継ぎ継続生産をしている同一製品となります。
 元々RoHS等環境関連パラメータは用意されていなかった製品となり、弊社からもご提供は出来かねますので、予めご了承の上ご検討いただけますようお願いいたします。

特長

USB搭載CPU ボードYS7206UL-1

(1) SH7206 200MHz 動作(入力クロック16.667MHz、PLL 12 倍動作、バスクロック66.67MHz)
(2) +3.3V 単一電源動作(通常動作電圧範囲+3.35~+3.40V)
(3) FTDI FT245RL 搭載、USB バスパワー動作可能。
(4) 8M バイト, 32 ビットバス接続のSDRAM(バスクロック66.67MHz, CL=2)を搭載。
(5) 4M バイト, 8 ビットバス接続のフラッシュメモリー(アクセスタイム90ns)を搭載。出荷時に書き込まれ
たフラッシュメモリー書き換え機能付きブートローダーにより、約40 秒にて4MB を書き換え可能。
(書き換え時間はホストPC、フラッシュメモリーによって異なります)。
(6) ユーザープログラムよりフラッシュメモリーをブートローダーに搭載されたブートシステムプログラム
を使用して1 関数で書き換え可能。
(7) RS232C 2 ポート搭載
(8) USB よりフラッシュメモリーの下位16KB を直接書き込み可能。
(9) イエロースコープ使用時に8MB バイトのプログラム転送が約11 秒で完了(転送時間はホストPC によ
って異なります)
(10)USB の送受信ステータス端子を割り込み信号として出力
(11) ユーザーが自由に使用できるポート39 本(シリアル入出力などを含む)
(12) リセットスイッチを2 秒以上押し続けることでフラッシュメモリー書き込みモードに移行
(13) 基板サイズ 横99mm 幅66.7mm 高さ13mm, 基板厚1.6t、4 層基板、金メッキ
(14) PbFree

仕様

項目 デバイス 詳細
CPU


フラッシュメモリー

本ボードにはSPANSION 製S29GL032N90TFI040 ( 4M x 8bit, bottom boot sector )FlashMemory が1 個実装されています。

nCS0 に接続されアクセスステート数は10 です。従って、ウエイト数は8 になります。本メモリーは直接アクセスできる範囲は2MB までです。その他の2MB をアクセスするためには、バスブリッジのフラッシュメモリーアドレスレジスタを設定する必要があります。
CPU は外部バスクロックの3 倍にて動作しているため、CPU から見た場合、1 バイト取得に30 サイクル必要になります。従って、フラッシュメモリーよりプログラムを実行すると著しく性能が低下します。

通常はフラッシュメモリーの内容をSDRAMまたは内蔵SRAMにコピーしてから使用します。書き換え回数は各セクター当り10 万回です。
先頭の16KB のフラッシュメモリーはデバッグモード時にのみ書き換え可能です。出荷時にはフラッシュメモリー書き換え機能を含むブートローダーが書き込まれています。詳しいフラッシュメモリーの書き換え手順は第4 章を参照してください。
また、フラッシュメモリーの種類は将来変更される可能性があります。変更された場合64KB 以下のセクター構造、書き換え方法、書き換え時間が変化する可能性があります。

従って、ユーザーアプリケーションがブートシステムプログラムを使用してフラッシュメモリーを書き換える場合、書き換え方法、セクター構造に関しては気にする必要はありません。

ただし、書き換え時間のみ変化する可能性があります。書き換え時間に関しては多少のマージンをもって設計してください。

SDRAM

本ボードにはSAMSUNG 製K4S643232H-UC60 (2M x 32 bit, 8MB ) SDRAMが1 個実装されています。本
SDRAM はバスクロック66.67MHz, CL=2 です。チップセレクトはnCS3 を使用しています。CPLD(BusBridge)により、CN1 の負荷に影響されません。

FT245RL はFIFO 型USB 変換チップです。ペリフェラルであるSH7206 とは8bit バスにて接続されていま
す。nCS8 の一部にマップされています。アクセスステート数は10 です。従って規定ウエイト数は8 になり
ます。また、制御信号は割り込み信号に接続されており、送受信割り込みを発生させることができます。

リセットIC

リセットIC は検出電圧2.9V、ディレイタイム50ms を使用しています。nRES 信号はオープンコレクタ信
号であり、470Ω抵抗にてプルアップされています。CN1 のリセット端子より、オープンコレクタのIC など
を使用して外部よりリセットをかけることも出来ます。また、YS7206UL-1 は外部リセットを長く押すこと
でフラッシュメモリー書き換えモードへの移行も可能です。

ポート電流

CPU ポートの一本当たりのLOW の最大出力電流は2mA(一部異なる)、総和で150mA です。またHIGH の場合は最大出力電流2mA、総和で50mA です。詳しくは「SH7206 ハードウエアーマニュアル」の電気的特性の出力許容電流値を参照してください。
CN1 ポートはLOW 8mA, HIGH 4mA です。詳しくは XILINX XC95144XL のデータシートを参照してください。

お知らせ


ダウンロード

Q&A

LFYシリーズのボードは、イエローソフト社が販売していたボードと同じですか

はい、全く同じ製品となります。
弊社はイエローソフト社が自主廃業される時、ボード製品の譲渡を受けており、製造工場含め全て同じルートで製造致しております。

H8/SH CPUを搭載したボードは、何時まで入手可能ですか?

CPUメーカーであるルネサスエレクトロニクス次第ですので何時までとは明言できませんが、弊社ボードは部品の入手が可能な限り作り続けます。
確かに H8/SH CPUはメーカーが終息予定品としておりますが、すぐに入手できなくなる訳ではございません。
ただし古めのH8はすでに廃品となっている製品もございますので、なるべく新しい形式のCPUを選定頂く事をお勧め致します。

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